あなたは知っている?グリチルリチン酸の効果

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    黒ずみケアクリームについて調べる中で、注目したいのがその商品に含まれる成分です。

    今まで私が実際に試して皆さんにご紹介してきた商品の配合成分に注目し、そこから期待できる効果をご紹介しています。

    そんな中で特に多くの化粧品に配合されていたのが、この「グリチルリチン酸」でした。

    皆さんの使っている化粧品やスキンケア用品などの裏面などに記載されている「全成分」などの欄に「グリチルリチン酸」という記載を見たことはありませんか?

    名前だけだと、どういった成分なのか検討もつきませんよね。

    「グリチルリチン酸」って、ちょっと早口言葉みたいな複雑な名前ですが・・・実は結構すごい成分だったんです!

    コラーゲンやヒアルロン酸などの有名な美容成分だけに注目しているだけでは、ちょっともったいないかもしれませんよ。

    今回は、意外と知らない「グリチルリチン酸」のヒミツについて見ていきましょう!

    グリチルリチン酸とは・・・?

    グリチルリチン酸とは、甘草の根から抽出される自然成分のことです。

    甘草の根というと・・・甘草エキス?と思う方も多いかもしれませんね。

    実はその通りで、グリチルリチン酸と甘草エキスとはほぼ同じとして扱われることが多いです。(厳密にはグリチルリチン酸とは少し異なる成分ですが、全体的な効果や効能が似ているため、同じものとしても問題ありません。)

    化粧品などの美容に関する商品で使われることの多いイメージのある甘草ですが、実際はその名の通り甘味料としてお菓子などの味付けに利用されているようです。(砂糖(スクロース)の30~50倍もの甘味があります。)

    また、漢方では「甘草湯」というものもあり、甘草が抗炎症作用を持つことから口内炎などの炎症を抑制するために使われています。

    さらに、消化性潰瘍などの病気にも効果的であることから治療薬として使われることもある、さまざまな使い道を持った成分です。

    グリチルリチン酸が含まれる食べ物

    グリチルリチン酸はかなり広範囲のジャンルにわたって使用されています。

    主に以下のような食べ物にグリチルリチン酸が含まれています。

    • 漬物
    • 佃煮
    • 魚肉ねり製品
    • 醤油
    • 味噌
    • 調味料
    • ふりかけ
    • お茶漬け
    • 魚介の塩辛
    • とろろ昆布
    • スナック菓子
    • 味付け魚
    • 清涼飲料水
    • 氷菓
    • 乳製品

    ・・・など。

    前述したように、グリチルリチン酸の甘さは砂糖の30~50倍であるため、塩味などを和らげる「塩なれ効果」「旨味出し効果」が感じられます。

    そのため、漬物・佃煮・魚肉ねり製品・調味料などにも使われています。

    また、グリチルリチン酸をナトリウム塩として精製して得られる「グリチルリチン酸二ナトリウム」には、使用基準が定められており、醤油や味噌にしか使用が認められていません。

    さらに、甘草本来の甘さを生かした使い方として、清涼飲料水・氷菓・乳製品などとしての使用があります。

    グリチルリチン酸が身体に与える影響

     

    グリチルリチン酸には以下のような作用が認められています。

    • 抗炎症作用
    • 免疫調節作用
    • 肝細胞への作用
    • ウイルス増殖抑制作用

    ・・・などがあります。

    主にどのような症状に使われる作用なのか一つ一つ見ていきましょう!

    抗炎症作用

    これは、聞いたことがある人も多いかもしれませんね。

    主に炎症を抑えるもので、漢方では「甘草湯」として口内炎やのどの痛みを治療するために使われていました。

    また、現代ではお肌に塗ることでニキビなどのお肌のトラブルの炎症を抑えるという役割も果たしています。

    グリチルリチン酸は、炎症を引き起こしている物質を生成する酵素の働きを阻害する効果があるため、炎症を引き起こしている物質がこれ以上の活動や生成を行うのを防ぐことができます。

    ダメージを負った肌は、炎症を起こしやすくなっており、非常にデリケートな状態なのでケアをこまめにするのがよさそうです。

    免疫調節作用

    グリチルリチン酸には、外部から侵入してきた菌に対して対抗する細胞の働きを活発にさせる効果があります。

    肝細胞への作用

    肝細胞・・・私たちの身体の器官「肝臓」を構成している細胞のことです。

    この肝細胞が構成する肝臓に炎症が続いたり慢性肝炎)肝臓の線維化などが進んでしまう病気(肝硬変)などが発生した場合、肝臓の全体的な機能の低下がみられることがあります。

    また、化学物質やウイルスなどの侵入によっても肝臓の機能は低下してしまいます。

    その際に肝臓に余計な刺激を与えることなく、肝細胞を回復させる必要があります。

    そんな中でグリチルリチン酸は、「肝細胞の障害抑制作用」「肝細胞の増殖促進作用」を持っているということが実験(肝炎に感染しているマウスの生存期間を伸ばすことが明らかになった)で証明されました。

    グリチルリチン酸はこうした肝臓の病に苦しむ方たちの新しい希望の光として、現在の医療でも注目されています。

    ウイルス増殖抑制作用

    上記のグリチルリチン酸が「肝細胞の障害抑制作用」「肝細胞の増殖促進作用」を持っているということが判明した実験の中で、グリチルリチン酸の知られざるもう一つの作用が明らかになりました。

    それが、ウイルス(ヘルペスウイルス)などの増殖を抑制し、不活性化させる作用です。

    ウイルスが発生している場合に、そのウイルスに直接アプローチを行いそれ自体の生成や増殖を妨げ不活性化を行いました。

    こうすることで、病気にもいち早く効果を表すのではないかとの期待が高まっています。

    グリチルリチン酸が有効である症状

    前述したような作用が働きグリチルリチン酸の効果が期待できる症状を紹介します!

    • 口内炎(頬の内側や歯茎などの口内の粘膜に起こるできもののこと)
    • 湿疹・皮膚炎(痒みや赤み、かさつき、できものなどが皮膚にできること、普段とは明らかに異なる異常反応)
    • 痒疹(強いかゆみのあるボツボツとしたできものができること。虫刺されで起きるものから、内臓の疾患などによって起こるものなど原因はさまざまである。)
    • ウイルス性肝炎(肝炎ウイルスの感染によって肝臓が炎症を起こした状態のこと)
    • 薬物性肝障害(服用した薬の引きおこした副作用などによって肝臓が障害を受けてしまったもののこと。軽いものならば、薬の服用の中止で治るものも多い。)

    などが主なものとして挙げれます。

    参考にしてみてください。

    グリチルリチン酸の副作用

     

    グリチルリチン酸はもともと私たちの身体にあるものでも、身体の中で造られているものでもないので服用・摂取する際には、しっかりと注意することが必要です。

    グリチルリチン酸には、決められている摂取量があります。

    1日当たり40mgまでの摂取が認められていますが、1日にそれ以上の摂取を行うと偽アルドステロン症の反応が生じる可能性があります。

    偽アルドステロン症・・・医療品によって、血圧を上昇させるホルモンが増加していないにも関わらず高ナトリウム血症・低カリウム血症・高血圧・浮腫などの病状が現れること。

    上記症状に加えて、力が抜ける感じ・こむら返り・筋肉痛などがあらわれ、徐々にきつくなるなどの場合は放置せず医師や薬剤師に相談する必要があります。

    直ちに医療機関などで診察を受けてください。

    前回と前々回の美容成分による記事です!

    是非、ご覧ください↓↓

    グリチルリチン酸を含むものとの併用に関する注意

    グリチルリチン酸を含んでいる異なるものを同時に摂取してしまった場合、グリチルリチン酸が体内で重複し偽アルドステロン症などの副作用があらわれやすくなってしまうので、注意が必要です。

    「甘草」は多くの漢方製剤の構成生薬となっている可能性が高いため、グリチルリチン酸を含むサプリメントや薬と漢方薬の併用は避けてください。

    グリチルリチン酸を使った美容方法

    グリチルリチン酸を使った美容方法には以下のようなものがあります。

    口からグリチルリチン酸を摂取する方法

    これは、口から簡単に摂取するものであり、グリチルリチン酸自体がかなり多くのジャンルの食べ物で使われているので、意識しなくてもしていることかもしれませんね。

    これらは主に、「グリチルリチン酸が含まれる食べもの」で紹介した食べ物を食べたり、グリチルリチン酸が含まれるサプリメントや健康食品、漢方などを食べるまたは飲む方法です。

    しかし、前章でお話ししたようにグリチルリチン酸には定められた摂取量があるため、これらの食品の摂り過ぎには注意が必要です。

    この基準となっている数値は摂りすぎに値する量なので、普通に摂取している分にはほとんど問題ありません。

    漢方薬として甘草湯などを服用する際やサプリメントなどで摂取する際は気を付けてみてください。

    また、基準値は口から摂取した場合のものであり、以降に述べる「グリチルリチン酸を肌に塗る方法」での活用ではほとんど気にする必要ありません。

    過剰な摂取さえ、避ければ、グリチルリチン酸は私たちの身体にとって効果的な成分があるのです。

    グリチルリチン酸を肌に塗る方法

    グリチルリチン酸を活用する方法に2つのパターンがあります。

    1つずつ見ていきましょう!

    スキンケア編

    これは、グリチルリチン酸を含んだ化粧品やクリームなどを肌に塗布する方法です。

    多くの化粧品にはグリチルリチン酸が配合されており、抗炎症作用を発揮することが期待されています。

    このサイト内で紹介してきた黒ずみケアクリームなどにも使われていることが多く、肌トラブルなどの炎症を抑えるために使う化粧品に多く見られます。

    グリチルリチン酸を含んだ化粧品はニキビなどのできものにも効くとあり、思春期の学生から、肌荒れが気になる女性までさまざまな世代の方が利用しています。

    育毛編

    今までのこの記事の中ではあまり触れてきませんでしたが、実はグリチルリチン酸には育毛にも役立つ効果が期待できます。

    直接、育毛の効果があるわけではないのですが・・・

    グリチルリチン酸の「抗炎症作用」「抗アレルギー作用」「敏感肌症状改善作用」によって、育毛によって生えてきた毛や、もとから生えている毛と頭皮を健やかに保つことで頭皮環境を整え、健康的にアプローチしていく効果があります。

    育毛にも、清潔で健康な皮膚の環境は欠かせません。

    そのため、多くの育毛剤にはこれらの成分が含まれています。

    まとめ

    グリチルリチン酸について様々な点から見てきましたが、いかがだったでしょうか?

    あまり聞きなれない成分名でしたが、甘草といわれればなんとなく分かったような人も多かったのではないでしょうか?

    私たちの生活には非常に身近な成分であった「グリチルリチン酸」ですが・・・

    使い方や摂取量を間違えると副作用に見舞われてしまうこともあるので、注意が必要です!

    正しい摂取の仕方で、グリチルリチン酸を有効活用していきましょう!

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